クイズで学ぶ マンションの防犯対策

クイズで学ぶ マンションの防犯対策
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空き巣の発生件数は、平成14年の14万7500件をピークに減り続けている。とはいえ、撲滅できているわけではない。空き巣に入られると、被害もさることながら、犯罪を許した自分の甘さに落ち込む人が多いという。クイズで学ぶ マンションの防犯対策では、統計データを読み解くことで、犯行を分析的に捉えることから始めよう。

Q1. 平成27年の住宅侵入犯罪認知件数はどれか?

A. 17,112件
B. 65,023件
C. 260,530件
正解: A

Bの65,023件は車上ねらい、Cの260,530件は自転車盗である。

Q2. 4階建て以上の共同住宅における侵入事件でもっとも多い侵入方法は何か?

A. ガラス破り
B. 無施錠
C. ピッキングなどの施錠開け
正解: B

4階以上共同住宅における侵入事件における侵入方法

Q3. 4階建て以上の共同住宅における侵入事件でもっとも多い侵入口は何か?

A. 窓
B. 表口
C. 裏口
正解: B

4階以上共同住宅における侵入事件における侵入方法

Q4. 住宅対象侵入窃盗がいちばん多くおこる時間帯は?

A. 0~2時
B. 2~4時
C. 10~12時
正解: A

住宅対象侵入窃盗の時間帯別発生件数
警察庁「平成27年の犯罪」の「窃盗 手口別 発生時間帯別 認知件数」から「空き巣」「忍込み」「居空き」のみ集計してグラフを作図した。
なお「忍込み」とは、夜間、家人などの就寝した頃を見はからって住宅内に侵入し、金品を盗むこと。
また「居空き(いあき)」とは、家人などが昼寝や食事をしているすきに住宅内に侵入し、金品を盗むこと。

参考 警察庁「平成27年の犯罪」

Q5. 侵入犯が下見するポイントは?

A. 金を持っていそうかどうか。
B. 女性の一人暮らしかどうか。
C. 留守かどうか。
正解: C

Q6. 留守かどうか、確かめるために侵入犯がいちばんよく用いる方法は?

A. インターフォンで呼んでみる。
B. ドアノブに回覧板がかかったままかどうかチェックする。
C. カーテンが締まっているかどうかチェックする。
正解: A

参考 住まいる防犯110番

Q7. いわゆる「ピッキング防止法」で正当な理由なく携帯することが禁じられている「指定侵入工具」に当てはまるものは何か?

A. 先端部が平らで、その幅が0.5cm以上、長さ15cm以上のドライバー
B. ガラスカッター
C. サムターン回し
正解: A

ガラスカッターとサムターン回しは「特殊開錠用具」に指定されている。

Q8. 侵入犯は侵入に手間取るとあきらめる。一般に、侵入犯があきらめる時間とは?

A. 2分以内
B. 2分を超え5分以内
C. 5分を超え10分以内
正解: B

侵入犯があきらめる時間。しかしこのテータが防犯性能の基準の根拠になっているので、今回、クイズで取り上げた。
なお、Q5「下見するポイント」、Q6「留守かどうか確かめる方法」も財団法人都市防犯研究センターの調査だが、基本データがない。

Q9. 警察庁は平成12年2月に「共同住宅に係る防犯上の留意事項」を定めたが、注意事項に定められていないものは何か。

A. バルコニーの手摺りには、見通しを確保すること。
B. 共用メールコーナーに防犯カメラを設置すること。
C. エレベータのかご及び昇降路の出入口の戸には、外部からかご内を見通せる窓を設置すること。

Q10. ソフトな防犯対策として有効なものはどれか?

A. 在宅時でも、出入口や無人の部屋の窓に鍵をかける習慣をつける。
B. 長期に留守をする際は、新聞などの配達を止める。
C. 不審者を見たら、「何か御用ですか?」と声をかけてみる。
正解: A B C

正解: / 10

防犯対策といえば、オートロックや防犯カメラなど防犯設備に偏重し、Q10で取り上げたように、不審者に声かけてみるなどといった 古式ゆかしい作法を忘れていた。この声をかけるというのは、単純にあいさつでも侵入犯にはプレッシャーになるらしい。防犯だけでなく、コミュニケーションの基本だから、さあ、きょうからあいさつ。

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